X-T20からX-T3へ
X-T20からX-T3へ買い替えました。2610万画素の新センサーと新しい画像処理エンジンが採用され、X-T2からも大きく進化しているようです。新しくなった中で以下の二つが特に役立っていると感じます。
・全画面で使えるようになった位相差AF・顔検出と瞳AFの性能UP
・カラークロームエフェクトとダイナミック(D)レンジ優先の設定
今まで黒つぶれ・白とびしそうなときにはシャドウ-2、ハイライト-2のカスタム設定を呼び出して使っていましたが、ダイナミックレンジ優先の機能で対応できるようになりました。 ダイナミックレンジ優先をAutoにしておいて、全体の明るさを露出補正ダイヤルで調整すればちょうどいい感じに調整されます。旅行などのお出かけで撮るときはダイナミックレンジ優先は常にAutoにして使っています。
カラークロームエフェクトをONにすると明るくて彩度が高い部分の色が綺麗にでるようになる印象を受けました。
よく使うカスタム設定
色鮮やかな写真が好きなので下のようなカスタム設定を良く使っています。フィルムシミュレーション:Velvia
Dレンジ優先:Auto
カラークロームエフェクト:強
カラー:+2
その他:デフォルト
このカスタム設定で露出補正を調節して使っています。大抵は露出補正を+側に設定にしてます。カラークロームエフェクトのおかげ(たぶん)で派手で明るい色でも色が綺麗にでてくれます。
X-T20から良くなった点
・大きくなった電子ファインダー・カスタム設定に名前を付けられる
・ジョイスティック
・ボディ前面とフリック入力に充てられるファンクション機能
・Bluetooth
電子ファインダーはX-T20から買い替えを考えた一番の理由でした。X-T3のファインダーはサイズも大きく精細でとても見やすいです。これだけでもX-T20と大きく違っていて買い替える価値があると思います。
カスタム設定に名前を付けられるのも便利で、何番目のカスタム設定が何だったかとかを覚えておかなくても済むようになりました。
タッチスクリーンでもジョイスティックでもAFエリアの設定はできますが、ジョイスティックのほうが右手の親指で操作しやすい位置にあるのでジョイスティックでAFエリアの設定をするようになりました。
X-T3になってカラークロームエフェクトやDレンジ優先など設定できる箇所が増えていますが、ファンクションに使える入力方法やボタンの数が増えているので簡単にこれらを設定できます。
Bluetoothは無くても困らないですが位置情報を自動で残せて便利です。海外旅行にいったときにはカメラの時刻を携帯に合わせて自動で現地時刻に設定してくれるのが役立ちました。以前はカメラのほうの時刻合わせを忘れて何時に撮った写真なのかわかりにくくなることがよくありました。
X-T3の不満なところ
使っていて一番気になるのが、コマンドダイヤルを回す時の操作感です。X-T20のときのほうが指の引っ掛かりがよくスムーズに回せていました。X-T3のダイヤルは回すときに奥に少し引っ込む感じがして、指に掛かりづらくなっているような気がします。露出補正ダイヤルの配置はX-T20のほうが好きです。X-T20では露出補正ダイヤルがボディの端ギリギリについていて、撮影しながらダイヤルを親指だけで操作できましたが、X-T3ではダイヤルがボディの上に載っているのでそのような操作ができません。親指と人差し指でつまんで回す必要があります。こちらは露出補正ダイヤルをCにしてフロントコマンドダイヤルで使えば解決するかもしれません。
X-T20と比べてX-T3のほうが150gほど重たくなっていますが、X-T3のほうがボディが大きい分だけ握りやすくあまり気になりませんでした。
不満点としてでてくるのは細かな点ばかりなので買ってよかったと思います。
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